2025年度最終回のばっかいんぐカンファレンスが開催され、フィールドワークとして高岡市ICパーク内にあるケーズメタル株式会社を訪問しました。今回の参加者は過去最多となる31名でした。鉄板の抜き加工をベースとしたケーズメタル社のものづくりは、すべてが顧客のオーダーに合わせたカスタムメイド。設計仕様に沿って鉄板や鋼材をさまざまな形状で加工するため、製造工程では大量の金属端材や切削くずが発生します。その量は年間20〜30トンに及ぶとのこと。現在、端材を使ったカップホルダーやクロックなどのオリジナル商品の開発にも取り組まれていますが、サイズや形状が一定しない端材の活用は商品設計が難しく、また日々大量に発生する端材の仕分け・保管の難易度の高さ、加工コストなど、端材にまつわる現場の課題を紹介いただきました。
創造会議はフィールドワークで得られた情報・知見を参加者同士で共有する場です。「金属端材の魅力/価値」「解決すべき課題」「富山らしさ」「アップサイクルの可能性」という4つテーマに沿ってディスカッション形式で意見交換を行います。今回は、型抜きされた鉄板端材の造形的なおもしろさに注目する人が多かった他、鉄の物性である錆びや経年変化をプラスの価値に転換してアップサイクルに活用できないかといった意見が出されました。
創造会議の後半では、来る26年度の活動の方向性や取り組むべきテーマについても参加者と共にアイデアを出し合い、検討を行いました。