6回目を数えるばっかいんぐカンファレンス。今回は廃棄物の中間処理などを手がける株式会社HARITAを訪問し、フィールドワークを行いました。同社は一般・産業廃棄物の中間処理や家電・自動車等のリサイクル事業を通じて、金属をはじめとする再生可能な“素材”をつくりだし、資源の循環に取り組まれています。扱う品目は多岐にわたり、例えば家庭で使われたエアコンやテレビ、冷蔵庫などさまざまな製品が収集されています。今回訪問した射水リサイクルセンターでは、こうした使用済み製品から、より高精度に有益な素材を取り出すために独自に開発された「素材化プラント」ラインなどを見学。その規模に圧倒されると同時に、廃棄物=資源の多種多様さを目の当たりにし、役目を終えた素材が社会に還る道筋の必要性・重要性を改めて認識する貴重な機会となりました
創造会議にはHARITAの皆さんとばっかいんぐメンバーの他、富山県内のものづくり企業の皆さんにも多数参加いただき、グループに分かれてディスカッションを実施。中間処理/選別の現場を見学したことで、廃棄物の種類の多さや複雑さを改めて知ったという声が多く聞かれ、また素材メーカー等による循環の取り組みが進められている反面で仕組みが立ち後れており、ガイドラインや制度設計が求められると言った意見も出されました。